神秘的な白鼈~☆純白の道化師☆~
夏休み中に、たまにしか出来ないことをと思い立ち、全面ガラス水槽を並べてみました。これは、なるべく早くやってみたかったことです。
もちろん中に入れるのは、「T-アルビノフロリダスッポン♀」と「T+ラベンダーアルビノフロリダスッポン♂」です。丁寧に流水でスポンジ、使い古した歯ブラシを使って甲を磨き上げて全面ガラス水槽に静かに投入します。同時にお約束の計測で「T-アルビノフロリダスッポン♀」は、甲長21センチになりました。「T+ラベンダーアルビノフロリダスッポン♂」も、甲長18センチになりました。2匹とも最高の仕上がり具合です。「T+ラベンダーアルビノフロリダスッポン♂」は、色もかなり白くなってきてラベンダー模様がもう薄れて見えなくなっています。やはりラベンダーアルビノも、成長に連れて色が白くなるのですね。
表に出してみると2匹とも存在感抜群です。「T-フロリダアルビノスッポン♀」は特に逃げ出そうと動くので大変です。この撮影のために30枚程の写真を撮りました。写真の撮り方にも拠りますが、「T-アルビノフロリダスッポン♀」は、ピンク色がかったクリーム色、「T+ラベンダーアルビノフロリダスッポン♂」は、青みがかった真珠色という感じです。写真だと灰色に見えますが、これは水の影が映り込んでしまい灰色に見えるからです。ノーマル個体のフロリダスッポンは、幼体時は派手な色をしていますが、成体になると黒っぽい色をしていますので、アルビノになった時は、それはそれは綺麗です。他の亀でも黒っぽい種類がアルビノになったときは、やはり目を見張るような美しさです。アルビノニシキマゲクビガメなどがそうですね。シナ、インドシナのように黄色になるのも綺麗ですが、フロリダのように白色になるのは、亀の中でも珍しいのではないでしょうか。
夜、水換えをして神秘的なこの2匹を見ていると、心が癒やされます。コミカルな動きは、まさに水中の「純白の道化師」。日本ではその昔、白鼈が見つかると皇帝へ献上していたようですが、その意味がわかるような気がします。2匹ともここまで一所懸命に世話をして可愛がってきて本当によかったと思います。まだ年末までは、今の水槽で飼育する予定でしたが、大掃除をして、次に入れる水槽を準備し始めないといけなくなりました。早速準備に取りかかりたいと思います。
※写真は、フォトレコに登録しました。